2022年12月9日金曜日

TPA3250 アンプ基板

 TPA3250のアンプは前にもいじったことがあって、(NFJのアンプ)達人のブログを見て、それを参考にして、12V供給のスイッチングレギュレーターが良くないんだと思い込んでいましたが、そうでもなかった。とにかく発熱がすごくて、そこらへんも12V供給をスイッチングにした理由なんだと後で気が付く。SMDチップのPMLCAPに替えようとしてもリード部品の電解コンデンサがついていたり、スペース的にもやりにくくて、その後ほったらかしになっています。

今度買ったのは、(もうだいぶ前のことですが)基板サイズが大きくて、改造がやりやすかった。部品のレイアウトもシンプルで、経路を追いやすかった。

改造なしでも、結構、いい音です。セラミックコンデンサーは音が悪いと決めつけていたので、そうでもないんだなあと、反省。(でも替えるけどね)


これが改造前の画像です。ヒートシンクが両面テープで貼ってあったので、はがしやすかった。


これが改造後の画像です。

まずパワーインダクタをもっと大容量のものに替えてみました。

あんまり変化はなかったかな?ちょっと低音のキレがよくなったような気もする。電源にぶら下がっているコンデンサーも日本製のものに替えたけど、そんなに変化はなかったかな。

次に出力のフィルターの1uFのコンデンサー、ERO(ドイツかな?)のビンテージコンデンサーがあったので、つけてみたら、かなり良くなった。

でも秋月推薦のFaithful Link 社のもの(黄色)に替えたら、もっと良くなってびっくり。

後、出力部の小さいコンデンサーをECHUに替えてみたけど、あまり変化はないようにおもえた。データシートでは1uFとなっているのに、0.1uFになっているところもPMLCAPに交換。これも結構効いた。

あとは、最初の入力部の2.2uFとTPA3250に渡す10uFをPMLCAPに替えた。これは、信号が直接通るとこなのでやっぱり、強烈に効いたなあ。

最後はオペアンプですが、直付けなので、そう何回も取り外していたら、熱でパターンがはげるといけないので、あんまりいろんなオペアンプを試すのは危ない。

その中で気に入ったのが、秋月で買った、ADA4075-2というやつが、一番音が澄んでいるような気がしたので、これに決定。

改造でコンデンサーなどを替えるとヒートシンクにあたってしまうので、銅板を貼り付けてかさ上げしています。

両面テープ(もちろん熱伝導性の)でくっつけるつもりでしたが、秋月の両面テープは全然くっついてくれないので、ヒートシンク用接着剤でくっつけてやったぜ。ワイルドだろう! (古っ)

だんだんと改造を進めるにつれて、どんどん研ぎ澄まされてくる。なぜかNFJのTPA3250みたいに発熱しないんですけど?(19V動作)

もうこれは、「純米大吟醸酒」の世界じゃー!(飲んだことないけど)

おわり。

気に入ったので一挙に4台も作ってしまった。


スイッチONではポップ音はしませんが、スイッチOFFのときにはプチッとおとがします。

以前、TP2050の基板にハマってたくさん作ったけどこっちのほうがずっといいです。

今日の一曲は、

T.REX の 「Life’sA Gas」

例えがとんでもなく現実ばなれしているけど、

「あんなこともできた、こんなことも出来た。

でもそんなことは、どうでもいい、

人生なんて、屁みたいなもんよ」

ということですかね? マーク・ボラン詩集を買うのもいいかもしれない。プレミア価格か?

2 件のコメント:

筋肉マン さんのコメント...

Hおじさん

また、難しいブログで僕には専門的なことは全く分かりませんが、純米大吟醸のような音とは、例えでしょうけれど、余りにもきれい過ぎる感じがして。あくまで酒の話ですが、大吟醸は本当フルーティーですが、雑味がなくて飲んでいても飽きてしまいます。音質も同じことが言えるような気がするのですが。俗にいう雑味は要るような気がするんだけどね。CDとレコードとの違いとも違うのだけど・・・

Hおじさん さんのコメント...

コメント、ありがとう!
まあ、だいたいそういう意味のことを言いたかったわけです。