2022年7月26日火曜日

サンプルレートコンバーターはどれがいい?

 中華通販で買ったサンプルレートコンバーターが壊れてもう売っていないので仕方なく自作しました。

まずは、


中華通販のチップはAK4137でこれはAK4136でDSDとかいうのができないやつです。

ソフトを組まなくても(組めなくても)ハードウェア設定で動作するので、僕ちゃんでも作れます。ピンが多いので面倒だったけどちゃんと動きました。

ADAU1701のDSPにつなぐには48KHzにしないといけないので、クロックはお気に入りのSiTime の12.288MHzにして 256fs にします。

音は壊れたAK4137と同じですね。当たり前か?


次はこれ。


CIRRUS LOGIC 社の CS8421 です。中華通販でモジュール基板が売っていたので、それを秋月のラズベリーパイ用のユニバーサル基板にのせて、I2Sの入力、出力をつないで、はい、出来上がり。おっとその前にTCOを同じくSitime の12.288MHzに替えて、インプットをスレーブ、アウトプットを48KHzの24ビットのマスターに設定します。

このチップはいろんな設定をピンにつなぐ抵抗値によって変えているので、少ないピン数で多くの設定項目が選べるようになっていて、感心しました。

音はサンプルレートコンバーター(以下SRC)なんてどこのでも同じだろうと思っていたら、メチャクチャいい音なので、ビックリしました。

次は、これ。


TI社のSRC4192です。これは、モジュールも売っていたけどなぜかチップを持っていたので、つくりました。設定は上の二つともちろん同じです。

さあ、出来た! どんな音かなあ?

と電源を入れて、OSMCを起動して、リモコンを操作しても、音が出ません。

おかしいなあ?いよいよ、ボケてしもたかなあ?

と思い、何か所か間違いを見つけて、よし、こんどこそは!

と思ってもやっぱりダメです。うんともすんとも音が出てきません。

各部の電圧をチェックしたり、設定を確認しなおしたり、あれこれ、やってみたが。

困ったなあ。ふと、いったん電源を落として、もう一度電源をONにしたら、

あれれ? 音が再生できたぞ?

うーん、この現象の原因はまだわかっていません。(リセットがちゃんと動作してないのかなあ?と思ってリセットICまでつけてみたけど同じ)

音は、AK4136よりかええかなあ?


ということで、SRCの独断ランキングは、

1番は CS8421

2番は SRC4192

最下位が AK4136

という結果になりました。

いろいろやってみるもんですなあ!!